地方には多様な喫茶店文化が生き残っています

公開日:  最終更新日:2015/11/03

一番よく行く飲食店といえば、やはり喫茶店。朝でも昼でも晩でも、喫茶店は行く時間を選びません。コーヒーや紅茶が飲みたいなと思ったら、なにはともあれ喫茶店に飛び込むのが日本人の生活習慣なのではないでしょうか?実際、どんな町にも何軒もの喫茶店があるものです。パリに次ぐとも言っていいほどの豊かなカフェ文化が花開いた日本にバンザイです。

とはいえ、最近の喫茶店事情はどうもおかしくなりつつあるようです。というもの、大手チェーン系のカフェがいたるところで席捲してしまっているのです。駅前の一等地にあって、気兼ねなく入れるコーヒーチェーン店は確かに利用価値が高く、私もしょっちゅうお世話になっています。しかしながら、日本全国どこに行っても同じような内観の店で、同じような味のコーヒーを飲むというのは、いささか味気ないとも感じ始めている今日このごろです。チェーン系のコーヒー屋が流行る前までは、個性的なカフェがいろんなところにあったと思うのですが、最近ではあまり見かけなくなりました。場末感漂う暗い店内で、マスターが丁寧に淹れたこだわりのコーヒーを頂く。そんな些細な贅沢を経験する機会も、近頃では珍しくなってしまいました。街の喧騒から逃れる隠れ家的雰囲気の喫茶店が好きだった私としては、なんともさびしいものです。

しかし、最近になって気づいたのですが、地方では喫茶店文化がまだまだしっかりと息づいているようです。もちろん地方であっても大手コーヒーチェーン店は見かけますが、地方は都市と違って、チェーン系と個人店がうまく共存しているようなのです。電車網の発達していない地方では、移動の手段は電車ではなく車やバスです。そのため、飲食店軽々を繁盛させるために駅前一等地に店を構える必要がありません。駅前一等地にはチェーン系、郊外には個人店。そんな住み分けが、しっかりなされているのが地方の喫茶店文化なのです。コーヒー好きは、地方を旅行する際は、是非ともレンタカーを借りて、駅から離れた郊外の喫茶店を巡ってみることをオススメします。昔は東京にもこんな店があったよねーと思わせる渋い喫茶店がたくさんありますよ。

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