京都の料亭に行くならカウンター形式がオススメ

公開日:  最終更新日:2015/10/29

京都を代表する飲食店と言えば、もちろん日本料理の料亭です。和食が世界無形文化遺産に選ばれてこともあって、あらためて脚光を浴びている日本料理ですが、京都はその本家本元。京都こそが日本料理の伝統を築いてきたのであって、一人前の料理人になろうと思えば、今でも京都の料亭に修行に行かなければならないようです。実際、京都の料亭に行くと、たくさんの若いお弟子さんが厨房で働いているのを見かけることができます。日本の伝統の技を引き継がんとする彼らに惜しみないエールを送りたいものです。

ところで、京都の日本料理屋にはカウンター形式のお店も少なくないです。個室であらたまってお料理を頂くお店なんてのが、むしろ珍しいほどではないでしょうか?ミシュラン三ツ星をとった未在なんかもカウンター形式であって、客は料理人と対峙するようにして、お料理を頂くことになります。こういう高級店に慣れていない私なんかは思わず気後れしてしまいそうになりますが、実際に何店かでカウンターを経験してみると、案外これが良いのかなとも思えてきました。個室で頂くときと違って、カウンターに座すときは、料理人の仕事ぶりが目前で繰り広げられます。これがなかなか壮観です。キビキビとした動き、リズミカルな包丁の音、手際の良い配膳。彼らが磨き上げてきた技を目の当たりにできるのはカウンター形式ならではの醍醐味であって、これを一度経験してしまうと、お座敷で頂くのはいささか物足りないと感じるようになってしまいます。それに、料理人たちの真剣な姿を見れば、供された料理を中途半端な気持ちで頂くこともできません。真剣に味わおうという気持ちが自然と湧き出てくるものです。そういう程よい緊張感がカウンター形式の料亭にはあります。気疲れしたくないという思いから個室の料亭を選ぶ人も多いかと思いますが、一度はカウンター形式の料亭に行ってみることを是非ともオススメします。料理に対して持っていた安易なイメージが揺さぶられ、日本料理の伝統に対する奥深い尊敬の念を刻み込まれると思います。それはとても得難い経験となることでしょう。

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