民藝をテーマとした私の喫茶店について

公開日:  最終更新日:2015/12/19

このたび、小さい頃から憧れていた喫茶店をついに開くことができました。喫茶店のオーナーになることを夢見たことのある子供も少なくないと思うのですが、私はその夢を実現することのできた幸せものです。そのうえ、それなりに繁盛しておりますので、今後も末永く喫茶店経営をつづけていけそうです。この喫茶店が私の人生の住処となるなら、これ以上に嬉しいことはありません。

私の喫茶店のこだわりは器です。民藝の器が大好きな私は、カップやお皿などに全国各地の民藝品を使用しているのです。例えば、熊本県の小代焼ふもと窯や長崎県の波佐見焼、茨城県の益子焼、島根県の出西窯など、実力の程には定評のある民藝の焼き物産地の器をこれでもかとふんだんに使っており、そのことがお客様には大変喜んでもらえているようです。

登り窯で薪を使って焼きあげられた器は、電気窯で大量生産された器とは一味も二味も違う深みがあります。そんな器を使って飲むコーヒーや紅茶は格別で、器の違いが味の違いにこんなにも影響するものなのかと、多くのお客様が驚かれます。私としては喫茶店文化を通じて、日本の民藝品の素晴らしさを伝達したいと思っていましたので、こうした反応をいただけることに無上の喜びを感じています。喫茶店を開いてよかったなーと思うばかりです。

あまりに民藝の器が評判なものですから、最近は器の販売も始めることにしました。ときどき作家さんの個展を開催させてもらうこともあります。先日も鳥取の作家さんの個展を開き、400点もの器を展示販売しましたが、2週間あまりでほとんどが売れてしまいました。これには当の作家さんもびっくりで、私の喫茶店に来るお客さまは素晴らしいねと喜んでくれていました。

私も民藝の価値が分かる素敵なお客さまに恵まれて大変幸せです。民藝をテーマとした私の喫茶店はまだ始まったばかりですが、これからも美味しいコーヒーを入れることのみならず、民藝の配り手としての活動も継続して行っていきたいと思っています。

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